今月29日に特許庁で「進歩性の審査の進め方の要点と参考事例」が公表されました。

　これは、特許の審査基準に掲載されている内容（進歩性に関する審査）の参考資料になります。

　審査基準には、審査の進め方や先行技術調査、発明の対比の手法などが事細かに記載されており、特許の審査がどのように行われるのか理解するには審査基準の理解が不可欠ですが、審査基準は分量も多く読むだけでも結構大変です。

　とはいえ、特許庁から出される拒絶理由通知書に記載されている拒絶理由の大多数（80%以上）は進歩性ですので、進歩性に関する審査の理解は、特許取得にあたってとても大切なことであります。

　この点、「進歩性の審査の進め方の要点と参考事例」は、進歩性の審査に関するポイントが要領よく記載されていますので、進歩性の審査を理解するのにとても参考になるものと思います。