2020年度知的財産権制度入門テキストについて
今月26日に特許庁HPで2020年度知的財産権制度入門テキストが公表されました。これは、社内研修等で利用されることを目的とした書類で特許庁HPからダウンロードして利用することができます。
このテキストには、特実意商の各制度の概要が記載されていますので、丁寧に読み込んでいって各制度の概要を理解するには適切なものかと思います。
制度の概要を理解するにはいいテキスト(入手するのにお金もかからない)なのですが、実際に制度を利用するときにどのくらいの費用と時間がかかるのかが明確に書いてないように思います。
例えば、特許に興味があって、面白いアイデアもある、なので、特許をとってみたい、というときにどうすればいいのか、その概要は理解できるのですが、どのくらいの費用がかかり、どのくらい時間がかかるのか、までは明確にはわかりません。
制度の概要を理解することはもちろん重要ですが、制度を利用するにあたり、どの段階で(出願するとき、審査請求をするときなど)どのくらい費用がかかるのか、時間はどのくらいかかるのか(審査請求した後、結果がわかるまでどのくらい時間がかかるのか)といったことは、それと同等かそれ以上に重要な事項であり、弊所のお客様からもお問合せいただきますし、こちらからできるだけ詳細に説明してご理解をいただくようにしております。
制度の概要に加えて、制度を利用する場合にどのくらいの費用と時間がかかるのか、これも理解できるようになっていたら、より使いやすいテキストになるのではないでしょうか。
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