知的財産権活用企業事例集2014が特許庁から発行されています。

　これは、知的財産権を武器に活躍する中小企業の知的財産に関する取り組みを紹介したものです。

　139社にも及ぶ興味深い事例が紹介されていますが、その事例の紹介に併せて、「知的財産権は城壁のようなものであり、他人に侵害されな い治外法権的な役割がある」（株式会社小田畳商会の小田社長のコメント、本事例集P83から引用）、「差別化を法的に根拠づけるものは、特許しかない。これを上手に 活用しないと、すぐに追いつかれてしまう。(中略）特許はありがたい存在である。(シーケー金属株式会社釣谷社長のコメント、本事例集P64-65から引用） といった特許に対する積極的な考え方も紹介されています。

　本事例集は知的財産の有効な活用の仕方を考える上でとても参考になる書籍だと思います。