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所長挨拶
このたびは、当事務所のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。当事務所は、知的財産をもっと身近にかつ効率的にをモットーに知的財産に関するわかりやすくて効率的なサービスを提供させていただく特許事務所でございます。
当事務所は、経済が100年に一度の危機的状況にある2008年の秋に開業しました。それから、今年で16年になります。16年の間、出願件数は少ないながらも、お客様のご要望へ適切に対応すること、特許実務を効率化すること、を強く意識した取り組みを進めてまいりました。
その主な取り組みが二つございます。一つは、”出願書類の和英両対応”であり、もう一つが”特許の審査結果予測システム”であります。
前者は、1) 特許の出願書類について、和文と英文双方を同時並行的に準備すること、後者は、2) AI(機械学習)を活用し、特許の審査結果(進歩性)を予測するシステムであります。
1) に関して、外国(例えば米国)出願に不可欠な英語の出願書類につき、 2008年の開業当初から数年間は、所外の翻訳会社に依頼して、和文を英文に翻訳してもらう形で準備しておりました。その後、お客様のご要望から、翻訳代が高額で時間のかかる外国出願をリーズナブル、かつスピーディにしようと考え、英文、和文をともに弊所で準備する取り組みを進めて参りました。その結果、外国出願にかかるお客様の費用と時間を削減することはもちろん、加えて、米国出願の拒絶理由通知(Office Action、実務上、”OA”と呼んでいます)が大幅に減少する、という成果も得られました。その詳細な理由は定かではありませんが、英文、和文双方を同じ人物が作成しているからではないか、と考えております。詳細は、「英語で特許出願をお考えの方」のページに記載されております。
2) に関して、拒絶理由通知として指摘される理由は、理論上(条文上)たくさんありますが、実際は特定の理由(進歩性)に偏っています。その進歩性を予測できれば権利化の可能性が大まかにわかるため、特許実務の効率化につながると考え、弊所では、予測技術の発明および権利化を終え、その後、予測システムの作成を進めております。 現時点では、プロトタイプですが、近い将来、これを皆様にお使いいただくための取り組みを進めております。詳しくは、「特許の審査結果予測システム」のページに記載されています。