特許審査の質についてのユーザー評価調査報告書の内容について
今月2日、特許庁で「特許審査の質についてのユーザー評価調査報告書」が公表されました。
特許審査の質についてのユーザー評価調査が平成24年度より、特許庁で実施されています。
今年の調査は5月から6月にかけて実施されました。その結果を含む形で調査結果が公表されました。
報告書によりますと、調査票の回答率につきまして、平成24年度に91.4%でしたが、これが今回は80.4%にまで減少しております。また、特許審査の全般の質につきましては、「普通」との評価が平成24年度に56.6%であったところ今回(令和5年度)には35.5%まで減少しております。
これに対して、「比較的満足」、「満足」との評価が平成24年度にはそれぞれ30.2%、1.4%であったところ、今回(令和5年度)には54.0%、7.2まで増加しております。
年によって、若干の変動はありますが、平成24年度→令和5年度までの変化をみると、「普通」との評価が減少し、「比較的満足」、「満足」との評価が増加していることがはっきりしてきている、と思います。
弊所の案件でも、以前に比べて、ちゃんとしていると考えられる案件が増えてきている、と思われます(一部例外がありますが)。
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