ビジネス関連発明に関する最近の出願動向について
ビジネス関連発明とは、ビジネスの方法や手順がICT(information and communication technology技術)を利用して実現される発明です。
ビジネス関連発明に関する特許出願は、ITバブルのころ(西暦2000年)に急激増し、その後、急減して、2011年ごろまで年々減り続けていました。 しかしながら、その後、徐々に件数が増えていき、2020年まで増え続けています。
2020年のビジネス関連の出願は、①サービス業一般(宿泊、飲食、不動産、運輸、通信業)、②EC・マーケティング(電子商取引、オークション、マーケット予測、オンライン広告など)③管理・経営の3分野が上位を占めています。
これらの分野は、従来、特許との関連性があまり強くなかったのですが、AIの活用等、近年のデジタル技術の進展を受けて今までになかった新たなサービスや商品が登場しており、それらを保護するため特許出願が増えてきていると思われます。
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