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特許行政年次報告書2018年版について

 特許庁HPに、特許行政年次報告書2018年版が掲載されています。

 これは、知財制度の現状や特許庁の取り組み、統計に関する情報などがまとめられたもので、毎年1回発行されています。

 2018年度版の中に、冒頭特集、明治初期からの産業財産権制度の歩み、が掲載されています。

 ここには、初代特許庁長官である高橋是清ほか、産業財産権制度の設計に携わった人たちの姿が紹介されていますが、それに加えて、特許(専売特許)の第1号が紹介されています。

 特許(専売特許)の第1号は、堀田瑞松氏の「堀田錆止塗料およびその塗法」という出願で、漆を主成分とする塗料とその塗装方法に関する発明でした。

 堀田瑞松氏は、国内の特許に加えて米国の特許も取得しており、その当時から海外での特許取得の重要性を認識していたようです。

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