特許出願の件数速報について
先月18日、特許庁から昨年(H26年)の特許出願の件数等に関する速報が公表されました。
それによりますと、昨年12月の特許出願件数は2万9,570件でした。これは一昨年同時期に比べて1.6% 少ない件数になります。
また、昨年1月から12月までの累計の出願件数は32万5,885件で、これも昨年同時期に比べて0.8% 少ない件数になります。
一昨年(H25年)の出願件数が32万8,436件で、落ち込み幅が4.2%でありましたので、昨年一年間の落ち込み幅:1.6%はこれよりは少ないのですが、 相変わらず、出願件数の減少傾向には歯止めがかかっていないようです。
一方、昨年一年間の審査請求の件数は、累計で24万5,890件であり、これは一昨年同時期に比べて2.4%(5,702件)増加しています。出願件数が減少し続けていると それに応じて審査請求の件数も減っていきそうですが、統計の数字を見ていると、そう単純ではなさそうです。昨年から審査請求料の軽減が実施されています ので、それを受けて審査請求の件数が増えているのかもしれませんし、もしかすると、審査請求をしない出願だけの案件が減り、審査請求もする出願が増えているのかもしれません。
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