日米間の特許に関する審査協力の強化について
特許庁は、米国特許商標庁との間で、来年4月に特許の審査協力に関して新たな試行を開始することについて基本的な合意をした と発表しました。合意した事項は次の2点です。
1 米国が受理したPCT出願について、その国際調査・国際予備審査を日本で行うこと (試行の対象となるのはグリーン技術を優先し、3年間で5000件を目途とする)
2 日米の審査官が協働して審査を実施することで審査の質を向上させること (技術的に内容が関連し、日米で一括して権利を取得しようとする一群の発明について まとめて審査する、必要に応じ、出願人から出願群に関する技術的な背景の説明をする)
1の事項は審査協力になりそうですが、個人的には逆もやった方がいいのでは、と思います。 2の事項は趣旨がはっきりしないので、もう少し、何をどのようにしてやるのか明確にした方がよいと思います。
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