特許行政年次報告書2014年版について
特許庁は特許行政年次報告書2014年版を公表しています。その中の統計・資料編に 特許出願件数の動向を出願件数の規模別に見た統計があります。
特許出願件数を件数規模別にみると、出願件数の多い上位30社だけで出願件数全体の約30%程度を占めていますが、 この上位30社の出願件数は、2009年には10.6万件程度あったところ、2013年には9.4万件程度にまで減少しています。
上位31-100社と、101-300社の出願件数は、2009年から2013年までそれぞれ5.4-5.7万件、5.5-5.7万件程度とあまり変化がなかった ことに比べ、上位30社の出願件数が大きく変化しているといえそうです。
2009年以降、出願件数がじりじりと減少を続けていますが、それには、上位30社の件数の変動が大きく影響しているということが 統計で明らかになりました。
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