昨年の出願審査請求の件数について
今月中旬に特許庁から特許行政年次報告書2010年版が公表されました。その中に各種の統計が含まれています。
公表された統計の中には、出願審査請求の件数に関する統計が含まれています。
その統計によりますと、昨年(2009年)の出願審査請求の件数は25万4368件でした。
昨年の出願件数は34万8596件ですが、これは一昨年(2008年)と比べてマイナス11%ほどです。
しかし、出願審査請求の件数は一昨年と比べると、マイナス27%ほどにもなります。 出願審査請求の期限は出願から3年ですので、2009年は、2006年に出願されている案件の最終期限となります。
その2006年の出願件数が昨年よりも6万件以上多い40万8674件であったことからみると、かなりの落ち込みのように思えます。
昨年は、出願してみたものの、特許取得を断念せざるを得ないケースがそれ以前に比べてより多くなったのではないかと思います。
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