重点8分野の特許公開件数の推移
特許庁では、ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料、エネルギー、ものづくり技術、社会基盤、フロンティアの8つを
重点8分野として定め、これら8分野に関する特許出願の動向を公表しています。そこでは、各分野の公開された出願の件数が公表されています。
昨年2008から過去10年の中で最も特許出願の件数が多かった年は2001年で、43万9175件の特許出願がありました。
特許出願の件数は2001年から少しずつ減り、昨年は39万1002件にまで落ち込みました。昨年の出願件数は2001年と比較して約マイナス11%
ほどになります。
しかしながら、重点8分野については「フロンティア」を除くほかのすべての分野で2001年と比べてプラスになっています。したがって、これらの分野に関する研究開発は全体が減る中でも積極的に進められているのではないかと考えられます
特に、「エネルギー」の分野は70%を越える大幅は伸びを示しています。また、「ライフサイエンス」、「ナノテクノロジー」、「社会基盤」の各分野については、それぞれ42%増,45%増,40%増となっており、これらも大幅な伸びを示しています。
この記事へのコメントはありません。