home事務所の特色サービス内容弁理士紹介事務所案内今月のお知らせ

今月のお知らせ

AI関連技術に関する事例について

 先月30日、AI関連技術に関する事例の資料が特許庁で公表されました。

 この資料によって、AI関連技術に関する特許出願に審査基準が適用される場合の例示が充実したものとなります。

 AI(人工知能)というと、特別なもののように思えますが、AI関連技術に関する特許出願はたいていは機械学習が適用された発明に関する出願です。

 事例集では、36条(記載要件)と29条2項(進歩性)の事例が掲載されています。

 前者では、機械学習に用いられる教師データに相関関係があるのかどうか、が重要なポイントになっています。

 機械学習の教師有り学習の場合、どうやって分類するのかをコンピュータに学習させるデータ(教師データ)が重要ですが、それに技術的な裏付けないし技術な意味がない場合は、記載要件違反ということになりそうです。

 後者では、教師データの追加に顕著な効果があるのかどうかが、ポイントになっています。

 双方とも、どういう教師データを使って、どうやって学習させるのか重要なポイント、ということになります。

このページのトップへ