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特許審査の質についてのユーザー評価調査報告書について

 今月19日に特許庁HPで、特許審査の質についてのユーザー評価調査報告書が公表されました。

 特許審査の質についてのユーザー評価調査は、平成24年度から毎年行われていて今回で6回目になります。

 報告書には、国内出願における特許審査の質、PCT出願における国際調査の質に関するユーザ評価が記載されされています。

 国内出願における特許審査の質に関するユーザー評価を見ますと、満足及び比較的満足との肯定的な回答が52.1%(平成24年度)から 平成29年度には56.5%にまで増えています。報告書には、肯定的な回答が増えてきている理由の集計結果も記載されていますが、 それによりますと、拒絶理由通知、拒絶査定の記載がわかりやすくなったこと、新規性・進歩性に関する判断が適切であること などが肯定的な回答の理由として挙げられています。

 一方、肯定的な回答が増えてきたことに対し、比較的不満および不満とする否定的な回答は15.4%(平成24年度)から 平成29年度には10.1%にまで減ってきてはいます。

 不満の理由として、拒絶理由通知、拒絶査定の記載が十分でない、 新規性・進歩性を欠いていることの理由に関する説明が十分でないことなどが挙げられています。

 ここ数年、拒絶理由通知書の記載が全体的にみて、以前よりも丁寧になってきていますし、主文献として適切な文献が指摘されるように なってきていて、これなら進歩性無し、とされても仕方がないか、といえる事案が増えてきているように思えます。

 しかしながら、中には、進歩性無しとされるだけの理由がきちんと書いてなかったり、なんでこれが主文献??と言わざるを得ない場合もあり、審査官の判断にはまだばらつきがあるようで、そのあたりの改善が進めば、もっとユーザー評価が向上していくと思われます。

 この点、審査官の実体審査に人工知能AIを導入して、進歩性の審査に役立てることができれば、審査官の判断に人工知能の客観的な判断が生かされるため、審査官の判断の均質性が向上していくのではないでしょうか。

 

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