今月25日に特許庁で公表された速報値によりますと、12月の特許出願の件数は2万8,698件でした。

　これは、昨年の同じ時期に比べて0.9%の増加でした。

　月単位の増加ではありますが、1から12月まで合計した出願件数は30万7,854件です。こちらは1.8％の減少、件数にすると、年間5,712件の減少です。

　リーマンショック以降、減少傾向が長く続き、とうとう、30万件の大台を割り込む寸前のところまできてしまいました。

　昨年1年間で5,712件の減少であり、年間の出願件数が30万7,854件ですので、今年はなんとか30万件の大台を保てそうかなとも思えますが、コロナウィルス関連で景気悪化が避けられないことを踏まえると、かなり怪しい、と考えています。